脚本とは構成!!

脚本、ストーリーの
骨組みの基本は
いかなるものか。

かの有名な三幕構成
着目したいと思います。


(参考文献)

映画や漫画の最大の特徴は
映像、絵で物語を語る。
ことにあるとされている。

つまり言葉による
説明ではなく、

象徴的な絵という
言語を繋ぎ合わせることで
物語を紡いでいく
という
ことだとトアルは
理解している。
(セリフももちろん大切)


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構成!構成!
ストーリーは構成!!

上手い脚本、構成にはがあり、

明確な構成があるとされている。

その型は
発端、中盤、結末

①発端
②中盤
③結末

という文脈で出来ている。

この三つの幕からなる構成を
三幕構成という。

建物の構造を最初に小さな模型を
作って把握するように、
構成をまず把握する。
ということが大事だそうです。

ストーリーの構成とは
どうやら、立体物のように、
パーツをしっかりと組み合わせることが
重要なようですね。

平面的、漠然ではなく、観念的
というわけではなく、
視覚的ですらある。
ということかもしれません。

かといって、
ガチガチに固執せずに、
柔軟にアイディアを使っていくことも
重要だそうです。

構成は、
漠然としたものではなく、
固形的なものである。
しかし、流動的でもある。

言うのは簡単ですが、
使いこなすには
もちろん相応の
努力が必要でしょう。


執筆は冒険であり、
創作の過程では、
どんなひらめきがあるか
予想出来ない。

シド・フィールド


つまり、予測不能に対する
揺らぎが必要ということに
なりますね。

発端、中盤、結末

詳しい図などは繰り返しに
なりますが、本書p.50をお読みください!


構成の基本要素

第一幕

・状況設定

二幕の手前でプロットポイント1

第二幕の場合

・葛藤

・三幕の手前でプロットポイント2

第三幕の場合

解決


ちなみに、
発端、中盤、結末は
かならずしもこの順番でなくて
良いとされている。

必ずしも
起承転結でなくては
ならない理由はないかも
しれないが、基本を知っての
応用であるはず。
まずは、
三幕構成をしっかりと
理解するに
こしたことは
ないかもしれない。

・取っ散らかるのと、
・取っ散らかったように
見せるのと、
・あえて取っ散らかかせる。
のでは全く意味合いが
違ってきます。

シド・フィールド氏の
本書を読む限りでは
三幕の比率は
3:6:4
といったところ。

本書では脚本のページ数について
言及があるのですが、
映画の脚本ではなく、
身近な漫画を通して
考察させていただきます。

漫画は、
週刊だと一話19ページ。
月刊だと45とか32ページという
イメージがあります。


19ページの場合

一幕=4ページ
二幕=9ページ
三幕=6ページ

32ページ

一幕=8ページ
二幕=12ページ
三幕=10ページ

45ページ

一幕=10ページ
二幕=20ページ
三幕=15ページ


といったところでしょうか。
掴みの部分が一番短く、
中盤長く、
ラストは少し長い。

かならずしもこうではないし、
ラストがズバン!と急に
終わる手法もあるかもしれませんが、
概ねこんな感じ。
ということでしょうか。

三幕構成まとめ

構成は、
構造がある。
つまり、模型のように
ある種の機能を備えた
立体物のようでもある。

・発端
・中盤
・結末

で成り立っており、
必ずしも順番どおりでなくては
ならない理由もないし、
岩のようにガッチリと
動かないものでもない。


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三幕構成

・三幕構成:第一幕:設定

・第2幕:葛藤

・第三幕:解決