アドベンチャータイムの
面白さ。
アドベンチャータイムという
名作がカートゥーンネットワークにある。
カートゥーンネットワークには
サムライジャックや
パワーパフガールズなどの
名作があるが、
このアドベンチャータイムは
明らかに異質である。
パワーパフガールズが
コメディとすれば、
サムライジャックは
ストーリーである。
では…
アドベンチャータイムは?
アドベンチャー
タイムの見どころ。
楽しみ方。
主観ではありますが、
アドベンチャータイムの
個人的に思う主観を
記載していきます。
・不条理
・不自然
・認知的不協和
のオンパレード。
根底には物語が流れているが、
エピソードが変というか、
言葉で説明したとしても
意味がよく分からない。
アニメならではの表現になっている。
A→B→Cという物語の
流れがあったとする。
結局はAからCに流れつくのだが、
A→QZ→🐊→ʕ•ᴥ•ʔ+C
というように
ズラしの表現が多用されている。
こうくると思ったら、
こう来た。というシーンの
こう来たの部分が明らかに
異質なのだ。
しかし、
最後まで見ると、
妙に納得する。(主観)
アドベンチャー
タイムの
一見楽しげな、
もの悲しげな世界観
アドベンチャータイムは
マッシュルーム戦争後の世界。
という設定がある。
つまり、荒廃した世界なのだ。
人間はフィンしか残っていないと
言われている。
(のちに父親もでてくるが。)
フィンと
バブルガムの恋
・フィンが恋した
バブルガムプリンセスは
年齢差から、
フィンに見向きもしない。
ところがあるエピソードで
バブルガムはバラバラになり、
再生した時にはフィンと同じ年の
少女になっていた。
フィンとバブルガムの恋は実るかに
見えたが、バブルガムは国のために
大人の姿に戻り、フィンとの恋は
実らなかった。
フィンの父親
・フィンの父親は他の
生き物をとにかく利用する。
利己的な目的から。
体型、性格、全てにおいて
利己で自堕落な人物に思えるが、
一方で達観した人物にも思える。
フィンの父とフィンとの関係
そのものが物悲しい。
アイスキングの狂気
・アドベンチャータイムの
バイキンマン的存在
アイスキングは
少しずつ記憶を無くし狂っていった
らしい。
などなど、
荒廃した世界故にか、
悲しいエピソードも多い。
そもそも人類の文明は
崩壊していて、
突然変異の生き物達で
溢れているということは、
ディストピア世界である。
物語的にも
キャラクターの
いい話的なエピソードを
積み上げて、いきなり
それが破壊されたりする。
壮大な体験のあとに、
テキトーな落ちで
終わらせたりする。
ある意味で緊張と緩和
なのだが、そのギャップが
激しい。
アドベンチャータイムの
世界観の見どころ。
RPGのような
ディストピア
様々な生物が
うごめいている。
狂気に満ちた世界。
アドベンチャータイムの
様々なキャラクターの
見どころ。
フィン
物語の主人公。
人の子フィンと
呼ばれる。
怖い顔、変顔になるが
正義の心を持っている。
そこはブレない。
ジェイク
プリンセス・
バブルガム
キャンディ王国の
統治者で、キャンディ達の
生みの親。
手段を選ばないところもあるのが
ポイント。
ただの善なるキャラクターではない。
フィンの父親
フィンの親父は
一見すると悪徳なクズ人間といった
キャラクターなのですが、
ある意味で悟りを開いたような
聖人にも見えるわけです。
表情を見なければこの
細かいニュアンスは
伝わらない。という
特殊なつくりになっているところが、
ポイントかと思います。
また、彼は肉体をあっさり
放棄するエピソードがありますが、
これは 二つの世界の導師という
項目を知っている人はピンとくるはずです。
明らかにフィンの父は
超越者、悟りを開いた人物としての
側面があり、製作者達の
意図を感じます。
アドベンチャータイムは
異質でクリエィティブで
シュールで物悲しく、
ダークでいて可愛くもある
不思議で魅力的なアニメ
見たことない絵。
異質な演出、
しかし根底には
深い物語への理解を感じる作品です。
だからこそズラすことが出来るのだと
思います。
キャラクターデザインも含めてた
そのズラしは、徹底した
オリジナリティを感じさせる
不思議な魅力に繋がっています。
アドベンチャータイム。
一見の価値あり。
と私的には
かなりオススメの作品です。