亀は縁起物!
長寿と幸福を司る
海の守護者
日本では結婚式など、
祝いの席のモチーフになったり
縁起物の動物として有名な亀。
いったいどのような
縁起、運、象徴が
込められているのでしょうか?
さっそく見ていきましょう!
亀の縁起の主な特徴
・長寿の象徴
・神聖な動物
・永続的な時間の象徴
・世界の象徴
・海の化身
亀の持つ象徴として
これらの特徴があると
されています。
やはり、
『鶴は千年亀は万年』の
長寿というのが
印象に残りますね。
世界的に亀は神聖なシンボルとしての
特徴があり、
ゆったりとした雰囲気は
不動の象徴でもあるとされています。
日本においても
浦島太郎と亀のエピソードは
あまりにも有名ですし、
海の化身とよばれていたことも
あるそうです。
ありがたい存在として、
産卵後に海に帰るウミガメに
お酒を振舞ったという、
逸話もあるのだとか。
さらに詳しくみていきましょう
亀の縁起は長寿の象徴
亀は中国では
仙人とのイメージが
密接にある動物だそうです。
カンフーパンダにも
亀の仙人老師が登場していました。
仙人の住まう山(一説には蓬莱山(ほうらいさん)の使いという
逸話もあるそうで、
このあたりのイメージは
竜宮城との橋渡しである
イメージに反映されているのかも
しれません。
仙人といえば
霞を食べ、
不老長寿の術を身につけている。
といったイメージがあります。
この不老長寿というイメージ、
亀自身の寿命の長さから
長寿のシンボルとなったとしても
不思議ではありませんね。
ファインディング・ニモに
出てくるウミガメ
クラッシュも長寿であることが
もちネタの一つになっております。
亀の縁起は世界の象徴
亀は世界を乗せる?
亀は世界の神話に出てくる
神聖視されている動物です。
甲羅の形は古代の人々に
地球や台地、台座を
想起させたのかもしれません。
上側の甲羅は古代の人々の
イメージする天のように
円形にカーブ状に弧を描いており、
下側の甲羅は地を想起させる
というわけです。
そのために亀には
世界の象徴としての
特徴が見られ、
『世界を支える動物』といった
伝説も残るそうです。
中国でも『天地を背に乗せる』
という伝説があるそうです。
また、先程の仙人の住む山、
蓬莱山を載せて
運ぶという伝説もあるそうです。
クラーケンやクジラなど
巨大な生き物の背に
島がのっている。というような
伝説もありますが、
亀の場合は上記のように
大きさではなく、
もっぱらその形状に
起因するのでしょうね。
ウミガメは幸運の象徴ホヌ(Honu)
ハワイなどの
ポリネシア圏では
ウミガメは神聖な生き物なんだ
そうです。
モアナの舞台はまさに
ポリネシア。
イメージしやすいかと思います。
数種類のウミガメの中で
アオウミガメのことを
ハワイ語で
ホヌとよぶそうですを
ホヌ=Honu
・幸運をもたらす
・長寿の象徴
・守護
・金運を司る
・海の守護神
などがウミガメ(Honu)の
持つ神聖さとして知られている
ようです。
幸運を運んで来てくれる
神様のお使いなのだとか。
海で泳ぐ人々をサメなどの
危険から守る
海の守護神としての象徴も
あるみたいですね。
そのため、
サーファーの人々から
愛される動物でも
あるのだとか!
自然の化身
アウマクマ
ハワイには
アウマクマと呼ばれる存在がある
そうです。
アウマクマは自然の化身。
それも先祖の霊が化身となりて
自然の姿を借りて守護してくれる。
という考え方だそうです。
日本の八百万の神の考え方にも
通じるところがありますね。
化身は自然の姿、木やモアナのように
海。そしてウミガメであるホヌも
アウマクマとして神聖視されている
そうで、家族を守ってくれる
守り手として人気なんだそうです。
ハワイアンジュエリーと
しても人気のウミガメ(ホヌ)
そのため、ウミガメ(ホヌ)は
ハワイアンジュエリー の
モチーフとしても
人気が高いそうです!
日本的な感覚からしても
亀は神聖な象徴として
申し分無いと思いますので、
指輪などのアクセサリーや
プレゼントなどを
決める際には候補にしたい
ところですね
“鶴”と”亀”なぜ?
つるかめ。鶴は千年亀は万年。
などの言葉はあまりにも
日本では有名です。
なぜ鶴と亀はセットとして
縁起の良い動物に
なったのでしょうか。
一説には中国の
陰陽五行説に
端を発するようです。
その中で有名な四神。
青龍。朱雀。玄武。白虎。
青龍は東。
白虎は西。
朱雀は南。
玄武は北。
を司っているとされています。
この南北の
朱雀と玄武が
日本に入って来た時に
鶴と亀があてがわれた
という説があるそうなのです。
朱雀は鳳凰のような鳥なので
鶴。
玄武は神亀ですから
そのまま亀です。
鶴も亀も元々縁起が良かった
のかもしれませんし、
鶴の頭が朱色であることも
関係あるのでしょうか。
また、南北を結ぶ縦の線は
時間と空間を表している
という説があることから、
時空の永遠性つまり
千年や万年=長寿
といった関連があると
言われています。
亀の伝説
四神とならぶ
伝説上の生き物こそ四霊です。
四霊は麒麟、鳳凰、応龍、霊亀
といわれています。
1000年以上生きた亀には
巨大な霊力が宿ると言われ、
この強力な霊力宿した亀こそが
霊亀ではないかと言われています。
霊亀は未来予知の脳力が
あったと言われており、
邪馬台国の卑弥呼が
亀の甲羅で占う亀卜(きぼく)と
いう占いをしていたそうですが、
未来予知と亀の象徴には親和性が
ありそうです。
ここでもやはり時間(未来)にまつわる
象徴を亀に見ることが出来ますね。
不老長寿の象徴としての亀
不老長寿つまり不死という
ことなのですが、
仙人のイメージもさることながら
亀は冬眠します。
冬眠は一度長期に渡り眠りにつき、
復活するという
再生の象徴でもありますから
より『永続』や『不死』としての
イメージが亀に含まれていることも
頷けますね。
風水においても縁起物な亀
風水においても亀は
・長寿
・根気
・穏やかさ
・ゆるやかさ
・魔除け、厄除け
などの意味があると
言われており、
亀の甲羅は邪気を
鏡のように跳ね返すとも、
邪気を吸収し、
吉に転じてしまうとも
言われております。
亀の置物などは魔除け、
厄除け、根気や穏やかさの
象徴とも言われ、
縁起物だと言われています。
亀の甲羅模様も
縁起物
亀の甲羅の模様である
亀甲模様も
和柄として縁起の良い
図柄とされています。
亀の夢も縁起が良い
亀の夢を見ることも
とても縁起の良いことと
されています。
・亀を川、海で見る
・亀が家に入る
・亀の背に乗る
など幸運や利益などの
前兆だと言われています。
亀は金運の
縁起物でもある!
亀と瓶(カメ)
亀は金運の象徴でもあります。
お金を瓶(カメ)に入れていた時代も
あったそうで、
それが亀の金運の由来だ
そうです。
現代でいうところの
貯金箱や金庫といった
ところでしょうか。
銭亀(ぜにがめ)
イシガメ、ニホンイシガメ、
クサガメの小亀を
銭亀(ぜにがめ)と呼びます。
なぜ、銭なのか。
それは銭に形が似ていたから。
というのが理由だそうです。
・イシガメの甲羅の模様が、
新寛永通宝一文銭に似ているから。
・小亀の楕円形やサイズが
天保通宝百文銭に似ているから。
・亀の甲羅の模様は小判の原型という説。
などなど、諸説ありますが、
亀は形、言葉の両方の意味において
お金にまつわる縁起の良さを
感じさせます。
亀は縁起物まとめ
亀は長寿の象徴であり、
長寿は不老不死に繋がる。
それは悠久の時を想起させる。
亀の縁起の良さは
時空にも及ぶとは驚きです。
プレゼント、
インテリアや
アクセサリー、
創作の題材に亀のモチーフを
ご一考してみてはいかがでしょうか。