三幕構成、第二幕。
それは葛藤。

今回も教科書は、
素晴らしい映画をかくために
あなたに必要なワークブック。

p.112
ドラマは全て葛藤である。

とのこと。
全てと言いきってしまうところが、
凄いですな。

それほど葛藤が重要である。
ということ。


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そもそも
葛藤って?

新明解国語辞典第七版によれば、
葛藤は、
愛憎や人を殺すか助けるかなどの
対蹠的な真理状態が、
その時々にしのぎを削って
表面に出ようとして せめぎ合うこと。
だそうで、ただごとじゃねぇ感じ
が見てとれます。笑

ちなみに対蹠は正反対の位置にある
ということだそうです。

トアル的に葛藤ってこんな感じ?

そこまで劇的じゃなくても、
給料日前で、財布の中身尽きそう…。
けどこの弁当買いたい。とかも
葛藤のような…笑

他にも
引き裂かされる感じ?
現実と理想とのギャップ?
本当はこうしたいのに、
状況がそうさせない???

仲間が 敵もろとも
俺を倒せー!!
みたいなのも葛藤ですよね。

・本当はこうしたいの出来ない。
・本当はしたくないのに、
しなきゃいけない。

の二点かな?と思います。

精神と肉体のミスマッチ。
が葛藤かな?
トアル的な見解では。


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シド・フィールド氏的葛藤

本書には、二種類の葛藤が
書いていました。
詳しくは本書お読み下さい。

ただ個人的に、この項目を
読んだ感想としては、

葛藤というよりは

試練という印象を受けましたね。
乗り越えるべき障害という
ニュアンスに感じました。

ただ、重要なのは、
見ている方がその物語に
心を動かされる必要が
ある。ということではないでしょうか?

そのために必要なのが
葛藤であると。

つまり、心を揺さぶる何らかの作用のことが
葛藤として表現されている
といことだと思います。

葛藤を産むには???

葛藤を描くには
主人公に強力な願望が必要だと
いうことだそうです。

主人公は何らかの強力な願望がある。
しかし、障害がそれを阻む。
主人公はそれを乗り越えることで
目的を達成する。

これが、主人公には強力な願望がある。
いきなり目的を達成する。
では全く面白くない。
ということでしょう。

少女が薬を母に届けたい。
スタスタ 届けた!では
ドラマにならん!笑
ということでしょう。

少女はとにかく全力で
走って欲しいですよね。
強い願望があるなら。
さらに、母との絆も描いていて
欲しいです。母は病気なんでしょうね。
さらに、少女は怪物に追われているのかも
しれません。最後に会った時、
お母さんに酷いことを言ったのかも。

見ている人は、
お母さんは助かるのか?
少女は無事にたどり着けるのか?
そして、親子の絆は復活出来るのか?
ということに 興味が湧くかも
しれません。

ドラマには、葛藤つまり、
障害や障壁が必要であり、
そもそも最初に、強烈な
望みが必要であり、その望みが
満たされていない状態が必要である。

ナルトは火影に、
ルフィは海賊になりたいが
なる事は出来ず、悟空は
強くなりたいという 願望が
芽生えるまでドラマを体験していない。
ということでしょうか。

インターステラーは
第2の地球を目指します。
地球が欠落しているから。

最近オススメの映画、
ファイナルマスターでは
主人公には流派存続という強烈な
目的があります。ただし、
この目的の結末が良く分からないのは、
途中から目的が、弟子の仇打ちに
切り替わるからかもしれません。

それはそれでありかもしれませんが、
一本の太い筋は無いのかもね。

ドラマの種。それは、
強烈な望みと欠落である。

ということでしょうか。
トアル的にはこんな理解です。

ご参考までに。


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