二拝二拍手一拝ではなく、
三拝三拍手一拝!?
神社参拝の際に、
行う所作の一つ
二拝二拍手一拝。
しかし、
本当は三拝三拍手一拝が
正しい。という説がある。
造化三神との関係説
造化三神というのは、
日本神話であるところの
古事記において、
最初に出て来た
三柱の神様であるとされる。
出てきた順番としては、
1.天之御中主
(アメノミナカヌシ)
2.高御産巣日神
(タカミムスヒのカミ)
3.神産日神
(カミムスヒノカミ)
の三柱の神である。
この三柱の神の象徴として、
三拝三拍手が
真の参拝方法なのではないか?
という説がある。
参拝=三拝説
恐竜も虫歯で絶命する
なんて逸話もあるほど、
歯の健康は、脳や
身体全体に関わると
言われている。
この
歯の噛み合わせは
神合わせに通じると
言われている。
このように
日本語には
同じ響きには
何かしらの意味があると
されている。
神社参拝
じんじゃさんぱい
という言葉の中に、
さんはい という言葉が
既に含まれている。
三拝三拍手一拝。の
さんはいと親和性がある。
という説も
あながち間違いでは
ないかもしれない。
三は特別な数字?
日本には
三人寄れば文殊の知恵、
ミツウロコという家紋や
三ツ矢サイダーのロゴマークの
ように、三にまつわる
言葉や象徴が多い。
蚕ノ社という神社には
珍しい 三本鳥居が立っているし、
ヤタガラスは三本足。
これらの三も
造化三神にちなんだものなのかも
しれない。
ちなみに、
日本列島を産んだ
男神(おがみ)イザナギノミコトと
女神(めがみ)イザナミノミコト
この
イザナギノミコトが、
黄泉の国で
ある種のゾンビのように
なってしまい、
一悶着あって
黄泉の国から脱出した
イザナギが
禊祓(みそぎはらい)をした
際に誕生した神々の中でも
貴い三柱の神、つまり
三貴神(みはしらのうずのみこ)
も、やはり三が
象徴的な数字となっている。
※三貴子
天照大御神
アマテラスオオミカミ
月読命
ツクヨミのミコト
建速須佐之男命
スサノオのミコト
ここまで三にまつわる
象徴があるのであれば、
三拝三拍手一拝の方という説も無くはないと思います。
神主さんに
聞いてみては?
三拝三拍手説は、
真実かもしれないし
そうでないかもしれません。
そもそも神社参拝に
作法はなかった。
という説もあり、
こちらの方がより日本人には
合っているように思えます。
とはいえ、
郷に入っては郷に従えと
いう言葉がありますから、
無理に波風を立てる
必要もありせん。
必要とあれば、
自然とそのような
作法に変わっていくでしょうし、
神社に
二拝二拍手一拝と
記載されているところも
多々あります。
その神社の神主さんに
聞いてみるのもありかもしれません。
どちらにせよ、
気持ちが大切ということに帰結するのかもしれませんね。